α6000の高感度画質をシーンごとに評価してみた

α6000の高感度性能は、センサー比較サイトのDxOでもAPS-Cとしてはかなりの評価を得ており、センサーサイズから考えればトップクラスの評価を受けています。しかし、それはあくまでAPS-Cとしての評価であり、これまでフルサイズ機であるEOSの5DMark2や、6Dを使ってきた私としては、正直物足りなさを感じるのも事実です。

実機を使用して感じることは、α6000はシーンによって、同じISO感度でも画質にかなり差が出るということです。カメラをよく知る人からすれば「何を当然なことを言っているんだ?」と思うでしょうけども、このカメラは特にその傾向が強いように感じます。

では一体どういうシーンでは良くて、どういうシーンだとダメなのか、今回はそういったことをお話していきたいと思います。

高感度が最もダメなシーンは室内でのポートレート

室内でのポートレートは、どのカメラでも基本的には良い評価はできないので、α6000が特別ダメだということにはならないのですが、例に漏れずこのα6000も室内で高感度を使う人物撮影は画質は期待できません。

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この写真はISO4000で夜間の蛍光灯下で撮った写真です。ズボンを履いていなかったので下の方はトリミングによりカットしていますが、かなりノイズが出ています。多少被写体ボケしているかもしれませんが、いずれにしても画質としては不合格です。

さらに、ノイズだけではなく、発色もかなり悪いということがわかります。私の持論ですが、高感度の画質低下は、ノイズに加えて、発色が悪くなることも画質を落とす大きな要素だと考えています。同様の高感度域でも、富士フィルムのXTranceセンサーを採用しているX-E1であれば、高感度ノイズはα6000とさほど変わりませんが、発色が悪くならないため、画質としてはそれほど低下しているように感じません。

人物以外の被写体であれば、高感度性能でも画質が悪くなったと感じない

ポートレートにおいては高感度性能は残念な結果になりましたが、一方で人物以外の被写体の場合は、ISO3200という高感度域で撮影しても画質は破綻しません。

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水族館で撮った魚の写真を例にしますが、ご覧のとおり画質の破綻は見られません。フィルターを付けて撮影したため緑色のゴーストが写ってしまったのが少々残念ですが、少なくとも写真自体は問題ありません。

先ほどのポートレートよりも感度が800ほど低いISO3200での撮影ですが、人物撮影なら十分破綻してしまうほどの高感度域です。

α6000の高感度 まとめ

結論から言うと、夜間の蛍光灯下での撮影は、ストロボ無しではかなり厳しいと思います。ノイズに加えて、色の発色が極端に落ちますからフルサイズに比べると、高感度撮影は圧倒的に不利と言えます。

じゃあ、結局このカメラの高感度は使えないのか?と聞かれると、NO!です。少なくとも、他のAPS-Cセンサーの一眼レフと全くの同等か、それ以上には写ります。あくまでフルサイズ比で劣ると言っているだけで、同サイズのセンサーのカメラには負けていません。

もっとも、先程も少し紹介した富士フィルムのXTranceセンサーを採用しているカメラにだけは勝てません。富士フィルム製カメラのセンサーは明らかに特殊なものであり、ノイズはともかく高感度域でも発色が落ちないため、総合的な画質としてはα6000の負けです。

シーン別の画質については、先程も書いたとおり、ポートレートはダメで、それ以外は大体OKです。ポートレートは人肌という非常に繊細な被写体であるため、どうしてもノイズが目につきやすくなります。体感としてはポートレートならISO400(頑張って800)、ポートレート以外ならISO3200までは良好な画質を保っていると思います。

私は室内のポートレートのノイズ対策として、外付けのストロボを使用することにしています。ストロボにより天井バウンスさえ行えば、暗い室内でも十分な画質で写真が撮れます。室内で天井バウンスを使って撮れば、かなり綺麗に写すことが可能です。(作例↓)

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このようにα6000も全てにおいて完璧なカメラではありません。しかし、苦手なシーンなどは外付けストロボなどのアクセサリーを使えば、十分その弱点を補うことも可能です。

以上、α6000の高感度に関する記事でしたが、皆様の参考になれば幸いです。

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ruby(るびぃ)

ruby(るびぃ)

Apple製品、デジカメ、Minecraft、スプラトゥーンが大好きです。ガジェットを駆使して人生を豊かに便利にする方法を日々考案中。
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