α6000レビュー(9ヶ月使用して思ったこと)

201407112229010349α6000を購入してから早9ヶ月となりますので、ここで一度α6000のメリット・デメリットを実際の使用感から整理していこうと思います。

【H27.4追記】

α6000と運動会での相性について書きました。

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2015子供の運動会用カメラの鉄板!マジでオススメのSONYα6000
私の中で運動会用のカメラはα6000以上に快適なカメラはありません。α6000はミラーレスというジャンルに属する一眼タイプのカメラで、今SONYで一番売れている(であろう)一眼カメラです。 私自身カメラはもう何十機...


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オートフォーカス関係(良い点)

オートフォーカス関係は、基本的には非常に素晴らしいと思います。特にミラーレスとして考えると、Nikon1を除けば動く被写体を狙える数少ないカメラの1つと言えます。

優秀なAF-Cに付いてこれる高性能なEVF

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動体予測が出来るAF-Cについては、よほど高速で前後方向に動く被写体ではない限り、EVF(電子ファインダー)でも十分追うことが可能です。

一昔前のミラーレス機の場合は、EVFの遅延問題というのがありました。これは、光学式のファインダーではないため、カメラ内に取り込まれる情報がワンテンポ遅れて入ってくることによるものですが、α6000の場合は、ほとんどタイムラグが無く表示されるため、ビデオカメラを左右に振った時のような残像感のようなものはほぼありません。よって十分動体撮影でも高速な被写体を追いかけることができます。

ちなみに滑り台の写真は、かなりの急勾配で相当なスピードが出ているものを撮影したシーンです。しかも、屋内施設のため、かなり暗いのですが、それでもEVFの遅延はほぼ起きず、きちんと中央に被写体を捉えることが出来てます。

1DXとほぼ同等の秒間11コマAF追従連写

秒間11コマで連写すると、滑り台を滑走するシーンはこのような感じで写ります。※画質が悪いのは、今回は無視して下さい。

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前回もこの連写性能については触れましたが、何度使ってもこのAF追従で秒間11コマも撮影できるこの機能は良いなと思います。AF-Cをよく使う人というのは、基本的には動体の撮影機会が多いと思うので、必然的に、連射機能を多用することになりますが、NikonD7000の秒間6コマとは全く違う世界が撮影できます。

先ほどの滑り台の写真もそうですが、例えばドッグランで撮影する飛行犬や子供の運動会でのベストショットなどは、本当に一瞬のチャンスしかありません。その刹那のタイミングを一発勝負でベストショットを決めれるような人はそうそういません。というか100発100中はまず不可能です。

プロのカメラマンですら、EOSの最高機種1DX(60万くらいする超高額一眼レフ)などで、秒間12コマ連写を使ってようやくベストなショットを撮れる世界なので、その60万円の高額な一眼レフと精度こそ劣っても十分使い物になるレベルで連射ができるα6000は、価格を考えると本当にとんでも無いモンスターカメラであると言えます。

ちなみに、AF追従で秒間11コマ撮影をしたい場合は、シャッター速度優先などのモードでは高速連写は使えませんので、Mモードで使用して下さい。私も最初は秒間11コマも撮れないじゃん!なんて思っていましたが、そういう仕様なのであしからず。。

オートフォーカス関係(悪い点)

α6000は非常に優秀なカメラですが、Eマウントシステム全体としてみた場合、まだまだ未成熟なカメラとも言えます。カメラはレンズも含めて初めて判断されるべきものなので、100%大絶賛するのもいいですが、敢えて不満な点も書いていこうと思います。

純正望遠レンズE 55-210mm F4.5-6.3 OSSを使う場合は高速で動く被写体はイマイチ

本当にこれが残念でならないのです。純正のダブルズームレンズキットに付属するE 55-210mm F4.5-6.3 OSSというレンズは描写はさほど問題ないのですが、AF駆動を行うモーターが遅すぎです。

AFシステム自体はα6000の像面位相差の機能を利用できるので、さほどストレスを感じることなく撮影に打ち込めますが、家に帰ってから写真を確認すると、高速で前後方向に移動する被写体の場合、だいたい後ピンです。(後ピンとは、ピント面が狙った被写体の後ろにずれてしまうことです)

実際の使用シーンでは、3歳児くらいまでならだいたいピントは合いますが、幼稚園児ともなると、かなり高速に走れるようになるので、真正面から向かってくる写真は大体ピントが後ろにずれます。フォーカスが間に合っていない感じです。

同じくキットレンズの標準レンズ、16-50mmの場合は望遠レンズよりも遥かにピントのズレが少ないので、ここから考えられる結論としては、レンズ駆動の遅さがピンズレに繋がっているということですね。

余談ですが、これはα6000に限らず、性能が良いとされているCanonやニコンでも同じことがおきます。要はレンズの駆動モーターが遅いと、どんなに高性能AFをもってしても、ピンズレを起こしてしまうといういい例です。

顔認識AFは使わないほうがAFが合いやすい

顔認識AFというのは、人の顔をフレームに入れた時に自動的に顔にピントを合わせる機能ですが、これがまた、使いようによってはAF性能が低下します。

これはどういうことかというと、顔に無理やりフォーカスするあまり、ピントを追い切れないことがあるからです。この場合、大ボケにはならないものの、どこにピントが来ているのかよくわからない、少しボケた写真が撮れてしまいます。

さらに、運動会などでは、自分の子供だけが走っているわけではなく、当然他の子も近くで走っているわけで、この場合、必ずしも自分の子どもにだけフォーカスしてくれるわけではなく、カメラとして最も認識しやすい顔をターゲットにしてしまい、場合によっては自分の子供が背景ボケ扱いされてしまうこともあります。

こんな感じです。赤丸で囲っているお兄さんがこちらを向いているため、そちらにピントが合ってしまいました。

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よって、私の場合は、複数の子どもがいて、かつ運動量の大きいシーンを撮影する場合は、顔認識オートフォーカス機能をオフにして撮影しています。そうしたほうが、歩留まりは確実に上がると思います。

画質関係(悪い点のみ)

α6000の画質はDxOでも高評価されており、基本的な画質は一眼レフカメラと全く変わりません。

ただし、これには条件があって、かなり明るい場所でのみ・・・という条件がつきます。もっとも、明るい場所では画質が良くて、暗い場所では画質が落ちるというのは、α6000に限らず、すべてのカメラで起こりうるものですが、このカメラは好条件下での撮影と、悪条件下での撮影で、画質の差が特に大きいように感じます。

フルサイズ一眼と比べると分が悪いのは当然ですが、以前使っていた、同じAPS-CフォーマットのNikonD7000と比べても落差が大きいように思います。

一方で、明るい場所での撮影は、APS-Cカメラの中でもトップクラスの画質を誇っていると感じます。NikonD7000よりも日中の画質は良いように感じます。

その他(悪い点)

些細な点ですが、このカメラは寒さに弱いです。ミラーレスカメラ全般に言えることかもしれませんが、冬の北海道で撮影する場合は、長時間(連続20分以上)は持ちません。途中で動かなくなります。

また、可動式の液晶についても、三脚で使う場合は、液晶のアングルを変えようとしても、三脚の台座に引っかかって動きません。三脚で可動液晶を使いたい場合は、予め液晶を動かしてから、三脚に取り付けるようにするといいと思います。

全体評価

今回は比較的悪目の評価が目立ってしまいましたが、どちらかというと、AF性能に対する絶対的性能の不満ではなく、些細な不満が多いように書いていて思いました。逆に言えば、カメラとしての基本性能、特にオートフォーカス性能にはほとんど不満がないからこそ、余計なところに目が行くとも言えると思います。

なんだかんだ言いながら、このカメラは絶対に買い!であることには変わりません。私はフルサイズのEOS 6Dや、富士フィルムのX-E1など、画質に限っては極上レベルのカメラも併用しているということもあり、ちょっとだけ、画質に関しては贅沢なことを言っていると思っています。

α6000は、CanonやNikonの上級機に勝てるレベルになっているとは言えません。しかし、2強の中級機レベルには確実に近づいており、そしてそれをこの小さいボディで成し遂げているということを考えれば、買わない理由はないと思います。

この記事で紹介しているカメラ

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H27.5.5 α6000と周辺アクセサリーでオススメのアイテムを私のカメラ専門ブログにて記事にしました。

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ruby(るびぃ)

ruby(るびぃ)

Apple製品、デジカメ、Minecraft、スプラトゥーンが大好きです。ガジェットを駆使して人生を豊かに便利にする方法を日々考案中。
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