若者批判の代名詞【ゆとり教育】とは何だったのか

「これだからゆとりは・・・」

という言葉がすっかり定着しているように思います。

一時期、「ゆとりですがなにか」というテレビドラマも放送されていましたが、ゆとり教育=失敗みたいなイメージが一般的な感覚なのかな・・・と感じます。

僕自身も会社で若い社員の言動をみているとゆとりっぽいなぁ・・・と感じるシーンは多々ありますが、そもそもゆとり教育って何なのよ?っていう視点で今回は実例を交えながら考察してみようと思います。

ゆとり教育の始まり

1980年度、1992年度、2002年度から施行された学習指導要領に沿った教育のことである。

ウィキペディアからの抜粋

ということで、1980年代半ば生まれの僕もれっきとしたゆとり教育を受けてきた人間ということになるわけです。もちろん当時はゆとり教育なんて一切わかっていませんでしたけど。

なぜ3つの年度に分かれているのかというと、

ゆとり教育は、1980年度から施行された学習指導要領による教育方針であるが、1992年度から施行された新学力観に基づく教育や、2002年度から施行された「生きる力」を重視する教育をゆとり教育であると定義する人もいる。

ウィキペディアからの抜粋

それぞれ重視されるものが異なるということになるようです。

完全週休5日制とゆとり教育

初めて土曜日が休みになった時のこと、覚えていますか?

すべての学校で同時に実施されたわけではないですが、1992年9月12日から毎月第2土曜日が、1995年4月22日からは第2、第4土曜日が休みになりました。

そして2002年4月6日からはすべての土曜日が休みとなり、いわゆる現在の完全週休5日制が完成したわけです。

ただし、この完全週休5日制と、ゆとり教育というのは関連性がなく、実は土曜日を休日とするのは、労働上の理由だったんですね。

ざっくりいうと、ILO(国際労働機関)が「労働時間を1週40時間に短縮することに関する条例」を出したことなどが、社会人の土曜日休みにつながり、その結果、学校も土曜日が休みになった・・・そういう背景があるそうなんです。

また、週休5日制を今でも取り入れていない一部進学校もあるらしく、日本として一律の取り扱いにはなっていないというのが実情のようです。

ゆとり教育が「これだからゆとりは・・・」を生み出したのか?

学習時間と内容を減らしたことにより、自主性を育てることを重視したゆとり教育(文科省的には正式名称ではないらしい)は、若者批判をする際に非常に使い勝手のいいフレーズとなりました。

ここでいう自主性とは、それまでの知識の丸暗記系学習から、経験・過程を重視する教育方針に変更されたことであり、これだけでは現在の一般論である「今の若者はやる気がない」「だらしない」にはつながらないと思われます。

2002年度のゆとり方針(学習指導方針)では、実験や観察、調査、そして発表などを重視する方針が盛り込まれ、受け身ではない学習方針へ転換されています。

ゆとり教育と授業時数

国際学力調査の結果、日本はゆとり教育導入前後で世界での順位が明らかに低下しました。

授業時数では、ゆとり前後での授業時数の変化は、小学校1年生で年間850時間→782時間、中学校3年生で1050時間→980時間といった具合です。

授業時間が低下したことと、テストで点数を取る力が低下したことは事実といえると思いますが、その関連性についてははっきりと証明されているわけではありません。

さらにいうならば、僕個人としては「勉強できる=社会人として使える」という関連性は一切ないと感じています。

だって、自分で言うのもアホな話ですが、僕のような学歴底辺組(某平凡公立高校で学年320人中ワースト10の実力)が、同じ会社内にいる有名国立大卒の人よりも社内実績も評価も高いっていう事実があるので(※匿名のブログなんでこんなアホ話書けるわけなので、ここの突っ込みはご勘弁を・・・)

結局、ゆとり教育と若者批判は関係ないのではないか

今回の記事はウィキペディアで調べた事実と、僕の体感でのお話なので、確固たる根拠となるものは何もないですが、少なくとも、ゆとり教育が今の我慢できない若者を生んだ直接の要因ではないと僕は思います。

次回以降書こうと思っていますが、実はゆとりは若者だけではなく、ゆとり世代ではない年配者にも存在している・・・そう思っています。

それでは次回記事で!

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ruby(るびぃ)

ruby(るびぃ)

Apple製品、デジカメ、Minecraft、スプラトゥーンが大好きです。ガジェットを駆使して人生を豊かに便利にする方法を日々考案中。
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