
SONYのノイズキャンセリングイヤホン、MDR-EX31BNを買いました。
控えめに言って、(ほぼ)最高です。
点数を付けるなら90点ですね。100点じゃない理由は後述します。
このイヤホンを使ったことで音には形があるということを初めて知りました。
また、ノイズキャンセル機能は「無音」と「静寂」の違いを教えてくれます。部屋の中で音を立てていない状態とノイズキャンセル状態は全くの別物です。
それでは詳しく書いていきます。
目次(クリックで直接飛びます)
SONY MDR-EX31BNは音から情景を具体的に想像させてくれる

僕はこれまでワイヤレスイヤホンを2つ使ってきました。
最初に買ったのはEC Technology Bluetoothスポーツイヤホン。
そして次はメーカーさんから提供を受けたATGOINのBluetoothイヤホンです。
どちらも使っていて違和感はなく、特にATGOINのイヤホンは低音もしっかり聞いており、価格も3,000円以内とかなりおすすめできるイヤホンです。
しかし、このSONY MDR-EX31BNは音の質が根本的に異なります。
言葉で表現するならば、まるで音が形を持つかのように頭の中に再現されます。
僕はよく雨音のBGMを聞きながら作業をするのですが、雨粒がどんな形なのかが具体的にイメージできてしまうほど、音を立体的に感じることができました。
SONY MDR-EX31BNを使ったあとに他のイヤホンを使うと音が潰れていることがはっきりとわかります。
価格が6000円を超えるので、決して安くはないイヤホンですが、それだけのお金を払う価値は確実にあると感じます。
音の分離性が高く、一つ一つの楽器の音をきちんと追うことができる
MDR-EX31BNは音の分離性が非常に高く、どういう楽器を使っているのかが手に取るようにわかります。
そしてその楽器の音を追うことが簡単にできます。
一方、EC Technology Bluetoothスポーツイヤホンで音楽を聞くと、すべての音がくっついているようなごちゃごちゃ感があります。
楽器の音もボーカルも全部の音がくっついているように聞こえ、MDR-EX31BNを使ったあとにこれで音楽を聞くと、まるで全く別の曲であるかのようにすら感じます。
よく、高価なスピーカーは音の分離感が高いと言われていますが、MDR-EX31BNを使ってその意味が理解できました。
同じイヤホンでも音の出力性能は全く異なるんですね。
ノイズキャンセリングは空間移転したかのような感覚を得られる

このMDR-EX31BNの最大の特徴でもあるノイズキャンセリング。
ノイズキャンセリングは、再生した曲以外のすべての音をカットするようなイメージがありますが、カットするのはあくまでノイズのみで、人間の声などはあまりカットされません。
同様に、時計の秒針のカチカチ音もカットされません。
じゃあ大したことないんでね?・・・と思うかもしれませんがそうじゃない。
そもそも「ノイズ」とはどういうものなのかというと、Wikipediaによれば「処理対象となる情報以外の不要な情報のこと」とされており、この不要な音情報をカットしてくれる機能がノイズキャンセリングと考えられます。
僕がノイズキャンセリングを使って感じたことは、音楽に必要な音と、イヤホンの外に存在する僅かな音が完全に分離されることです。聞こえなくなるのではなく、あくまで分離です。
イメージとしては、ノイズキャンセリング状態になった途端、空間転移したような錯覚にとらわれる感じ・・・といえばわかりやすいでしょうか。
別の表現として、例えば誰も居ない静かな家の中を想像してみてください。
・・・とても静かですね。静寂です。
でも、それとは違うんです。
MDR-EX31BNは音楽を再生していなくてもノイズキャンセリングが使えるので、曲を流さずに使うことで、ノイズが無い状態になります。
この状態は、先程の静寂とは異なり、自然界ではありえないような無の世界にいざなってくれます。
単に静かな場所で過ごすこととは全く異なります。
この世界に入ると、頭の中の雑念が限りなく消え去っていき、今集中したいことにグッと集中することができるようになります。
本当にびっくりするくらい余計なことが頭をよぎらなくなります。
なので、音楽を聞く際は音楽に全身全霊集中できますし、作業する場合は死ぬほどはかどります。
ただし、あまりにも集中しすぎて、思っているよりも時間が経過してしまうことに注意が必要です。
耳が疲れない
MDR-EX31BNのノイズキャンセリングを使うことで、音量をあげなくても十分に音楽の世界に没入できるので、耳の疲労感が少なく感じます。
充電がMicroUSBなのは高得点

充電はMicroUSBで行えるので、他の電子機器の充電ケーブルから使い回せるのは助かりますね。
100点じゃない理由 デカくて思い

Bluetoothイヤホンとしてはかなり本体部分が大きく重いことが唯一の欠点で、ATGOINのイヤホンなどと比べるとケーブルが多い&長い分やや邪魔くさいです。
運動しながら使うには向いていないと思います。
なんせ、単3乾電池よりもかなり大きいので。。。
まとめ SONY MDR-EX31BN レビュー
さすがイヤホン業界の重鎮のSONY!と言えるくらい素晴らしい製品です。
最新型のノイズキャンセリングBluetoothイヤホンはAppleのAirPodsのように左右独立型の小型軽量のタイプもありますが、価格がかなり異なりますし(高い!)、紛失にも気を使います。
6,000円という価格は決して安価とは言えないものの、素晴らしい音の分離性能、そして別空間へ移転させてくれるかのように集中できる環境を提供してくれるノイズキャンセリングなど、SONY MDR-EX31BNは非常に素晴らしい体験をユーザーに与えてくれます。
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